敷嶋と亀崎酒蔵祭
2023年05月10日
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いまから約230年前の天明8年(1788年)。
亀崎に伊東孫左衛門の手で、とある酒蔵が生まれました。
それは江戸が盛え、酒が不足していた時代でした。
そこで、海に面したこの地より、千石船の直送にて、
江戸へ酒を供給したのが伊東合資会社であり、
特に人気を博したのが” 敷嶋 ” という銘柄でした。
しかしかつては全国に名が知れた銘醸蔵も、
清酒需要の低下、手掛けていた卸会社の不調等から
平成12年(2000年)に200年超の歴史に幕を閉じることになりました。
時を経て令和3年(2021年)。
さまざまの方のお力添えとともに、伊東家9代目伊東優の手によって、
半田市亀崎の” 敷嶋 ”は伊東株式会社として復活を遂げました。
しかしこれが”敷嶋"の復興だけに終わらないように。
かつて醸造の街として栄えた亀崎にその恵みが、注ぎ込まれるように。
それが伊東株式会社の”小さな祈り”。亀崎酒蔵祭の開催に至ったのでした。
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